まちづくりの特徴と課題

3.上菅田地区まちづくりの特徴と課題
3-1.上菅田地区の特徴
 上菅田地区は、昭和35~50年に、丘陵部における中小規模の住宅団地開発により形成された市街地と、豊かな自然を残す市街化調整区域で構成されています。この地区は最寄り駅である西谷駅からおよそ0.5〜3km少し離れており、樹林や畑が多く保全され、緑と田園環境の豊かな住宅地です。初期の開発から40年以上が経過し、居住者は高齢者が多くなっている一方で、現在も地区内の新興住宅地の開発が進行しているため、2世帯居住が多く、多世代の共生が進んでいます
 
 上菅田地区まちづくり協議会が平成26年に実施した住民アンケートでは、「ずっと住み続けたい」「どちらかといえば住み続けたい」との回答が70%を超えており、住民の永住意向が高いまちであることがうかがえます。
 また、上菅田地区には、貝塚、神社、お寺、庚申塔のような地域資源が残されており、歴史や緑を身近に感じる場所が地区内に点在しています。


3-2.上菅田地区の課題
 上菅田まちづくり協議会では、地域住民を交えたワールドカフェやワークショップを通じて、上菅田地区の課題について意見交換してきました。意見交換の結果を以下の3つのテーマに分類し、解決すべきまちの課題として整理しました。

1 歩行者空間の安全性の課題

2 地域交通の課題

3 緑化とまちなみの課題

  1  歩行者空間の安全性の課題



  2  地域交通の課題


  3  緑化とまちなみの課題